たいへんだというよりチャレンジだと考える

【ストックウェザー(SW)】社長が今までで一番うれしかったことはなんですか?


【大久保社長】うれしかったことですか?(笑)なんですかね。いつもうれしいのですが(笑)。
 アメリカに出ること、東証1部上場というのは大きな夢でしたから、その二つが達成できたことはとてもうれしいことでしたね。


【SW】逆につらかったこととはありますか?


【大久保社長】ビジネスをはじめてからはないですね。もちろん、いつもいろいろとありますよ。ありますけれどそれは逆にチャレンジの時。たいへんだというよりも、チャレンジだと考えてきましたね。


【SW】貴社の歩みを見ていると東証1部上場までにかなり時間をかけたな、という感じですが。


ダイオーズ 東証1部上場 授与式 【大久保社長】96年に店頭公開したんですが、
ほんとうは2〜3年の間に東証に上場したかったんですよ。この頃ちょうどメインの事業だったダスキンの事業がどんどん競争が激しくなり日本の経済も厳しくなって、収益がどんどんおちてきて、事業そのものがトントン、赤字すれすれになったんですね。
 そして2000年にダスキンから独立したのですが、商品を切り替えなくてはいけないので、10数億の資材を投入しました。するとこれの償却が出てくるので償却が終わるまでは東証へというわけにはいかなくて。
 それがなければ90年後半には出ておきたかったんですが(笑)。

アジアが大きなビジネスへ

【SW】すでに二つの夢はかなえられたわけですが。社長が今後、かなえたい夢は何ですか?


台湾ダイオーズのコーヒールート風景 【大久保社長】今、上場会社のダイオーズは持ち株会社になっていまして、日本のビジネスは子会社のダイオーズサービシーズという会社を作り、
3年前から社長を譲ってやってもらっています。
アメリカもダイオーズUSAという子会社で社長をまた別の人にやってもらっています。
 私は完全にフリーハンドになりまして、3年前からアジアをゼロから立ち上げているんですよ。そのビジネスに今、チャレンジしています。何とかアジアを日本、アメリカ並のビジネスにしたいなというのが大きな目標ですね。


【SW】では今はアジアを飛び回っているんですか?


【大久保社長】そうです。毎月アジアをぐるぐる回っています。


【SW】手ごたえはいかがですか?


【大久保社長】まだ試行錯誤ですね。ただ、必ずやアジアが大きなビジネスになると考えています。5年先、10年先にはそういう時代が来ると考えています。どういうふうにダイオーズが持っているノウハウを生かしていくか、これが今、まさにチャレンジですね。


【SW】社長の話をうかがっていると徹底されているのが現場主義。困ると現場に行く。何かあると現場に行くということですが。


【大久保社長】今でも私はアジアでダイオーズの赤いユニフォームを着てルートサービスに同行していますよ。上海で、ソウルで(笑)。


【SW】それは社長の原点ですか?


【大久保社長】趣味みたいなものですから(笑)。それがわたしのやり甲斐なんですね。
 現場を見て、どうしたらいいのか、どうやったら台北のお客さんに喜んでいただけるのか、どうやったら中国の方に喜んでいただけるのか、自分で見て、自分の今までの経験の中から提案していく、という形ですね。


【SW】個人投資家にメッセージをいただけますか?


【大久保社長】ダイオーズは何とか個人投資家の方にもっと株主になっていただきたいと考えています。
 今年東証1部に上がってから株式分割をしました。JASDAQに上場していた頃は700〜800人しかいなかった株主が東証2部に市場を移して
2000人に。1部に上場した時に3000人になり、分割して今、3500人くらいの方に株主になっていただいています。
 個人投資家の方々はダイオーズのサポーターだと思っています。株主優待もそうですが、できるだけさまざまなダイオーズの情報を発信していきたいと考えていますのでぜひ応援をよろしくお願いします。


【SW】ありがとうございました。(了)

インタビューを終えて

 今でこそ海外への渡航は当たり前のことになりましたが、大久保社長が船に乗り、サンフランシスコに向かった時代は、観光目的の「海外旅行」はそもそも無理で、外貨の持ち出し制限もあった時代です。
 海外に行くことができた人はごくわずかだった
時代に、流通の勉強をしに行くぞと、家族の反対を押し切って単身アメリカに渡った社長のチャレンジ精神はビジネスにも反映されました。
 輸出企業はさまざまありますが、考えてみると
サービスを輸出している企業というのはあまりありません。オフィスコーヒーサービスで全米3位の地位を築いたのは社長を育てたアメリカへの形を変えた恩返しかもしれません。そして次はアジアへ。
そのチャレンジに注目をしていきたいと思います。(T)

プレゼント!

オリジナルコーヒー(※写真はイメージです) <KABU→JO>通信のアンケートにお答えいただきありがとうございました。
抽選の結果、株式会社ダイオーズからご提供いただいた
ダイオーズの1,000株以上の株主と同じ「オリジナルコーヒー200杯分」
の当選者が決定いたしました。
当選者5名の方々は以下の通りです。



・ヒロチャン(群馬県)
・プッチャー(大阪府)
・しゅうちゃん(新潟県)
・mino(山口県)
・hime02(東京都)

たくさんのご応募ありがとうございました。


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コメント

» 投稿者: 矢野禮一郎 監査役 | 2007年12月10日 09:44

ダイオーズの歴史に付いて興味深い内容が綴られており大変分かり易く説明なされていると思いました。
ただ此れからは、リクルートの時期ですし、ダイオーズの未来図についてもう少しお話が伺えたらとおもいました。
                             以上

» 投稿者: 大賀 吉弘 | 2007年12月16日 11:29

大久保社長様
昔銀行時代にお世話になりました。その後名古屋に生活の拠点を置いています。ご一緒に食事をさせて頂いた際に熱っぽく語られた大久保さんのオーラが今でも鮮明で、街で見かける御社の車にも未だに目が惹きつけられます。今回のインタビューで私が存じあげなかった、大久保さんの先見性や行動力が良く語られています。OCSの業界もアジアを中心としたグローバルな展開が必須な時代がやってくるのでしょう。そのために、いつまでもご壮健で、現場主義を貫き、更に御社が大きく飛躍されることを衷心から祈念いたします。
慌しい年の瀬でございます。充分にご自愛いただき、新しい新年をお迎えください。     大賀拝

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