
「昭和の日」を皮切りに、黄金週間がスタート! 日並びの良さに加え、今年は全国的に天候にも恵まれるそうです。定額給付金やETC割引など景気対策の恩恵も後押しし、「黄金週間」の名に相応しい賑やかな休日が期待されます。一方、株式市場でも本格的に企業決算の発表がスタート。米国でも月末にリミットを控えたクライスラーの再建計画、金融機関が怯えるストレステストの詳細、1−3月期のGDP速報値とイベントは後を絶ちません。GMの今後や豚インフルエンザの動向も市場関係者にとっては大きな懸念材料です。すでに日本企業の決算は、前期・今期予想共に悪化が既定事実として定着しており、株価にも織り込まれているはずですが、機関投資家の売買高が減少する環境下、不確定要素をいくつも抱える海外要因に大きく振り回される可能性も…。反面、個人投資家の参加が増えれば、インフルエンザへの危機感から医薬品やマスク関連銘柄ばかりが盛り上がる一極集中相場も想定されます。望ましいことではありませんが、株価踏固めの循環相場が続く現在のマーケットにとって、これも新材料に違いありません。
続きを読む >>今週の日経平均株価は前週比マイナスに終わり、週足は6週ぶりの陰線をつけました。日経平均9000円を前に、上値は重く底は固いといった状況が続いています。先週から金融・大手企業と米国で決算発表がはじまっており、日本でも週末から主要企業による1−3月期の決算を確認することとなります。また、来週からはじまるGWを控えているため、今週は踊り場での綱引きに、短期的な方向感が出てくるかもしれません。
注視したいのは、抜けそうで抜けない9,000円の壁。
信用倍率を確認しても0.93倍とほぼ互角。買方有利で売方が損失を抱えている状況にあり、GW前の調整でどちらへ向かうのかを確認しなければ次の段階へと進めない状況となっています。定石としては9000円を超えられれば買戻しが進み、4月限SQ値9,140円、年初来高値9232円を突破すれば、さらに弾みがつきます。9000円を抜けなければ買方による利益確定の流れに進行方向は転換…。いずれにしても、振り幅は大きくなりそうですので、進行方向はしっかり見定めたいところ。「きっかけ」待ちの踊り場である今、中国の景気対策や米自動車からの発言、外国人投資家の売買動向にも市場は敏感に反応しそうです。
先週の日経平均株価は、一時9,000円台を回復し、前週比では214円27銭のプラスとなりました。これで5週連続の陽線を達成!
街角の景況感も徐々に改善の兆しが見えはじめ、米住宅販売件数は、新築・中古共に前月比プラスに転じました。新興国からも、中国やブラジルで新車販売台数が増加に向かうなど、総悲観一色だった実体経済も少しずつ明るいニュースが伝わりはじめています。日本政府の56兆円超という過去最大の経済対策や米金融機関のストレステスト合格(予定)も投資家心理を改善に導きました。
特に注目したいのが、下方修正を発表したばかりのシャープから伝わった「中国での需要増をにらんだ亀山工場のフル稼働」と「新設の堺工場早期立ち上げ」というニュース。以前から今後の世界経済をけん引する購買力は、先進国の買い替え需要ではなく、新興国での新しい需要だと伝えてきました。それを裏付けるように、新興国で自動車業界が息を吹き返し、日本の電機メーカーが新興国のために稼働率を高めはじめているのです。この場では、何度も繰り返している既定事実ですが、世界の人口は年々増加し、人口大国の生活水準は、日に日に高まっています。これまでは、他国のために世界の農場・工場として作物や機械を輸出してきた国々も、今後は他国から輸入しなくては間に合わない国になるでしょう。現に、インドでは、ここ数年で、これまで輸出してきた砂糖など食品の一部を輸入に頼る国へと変貌しています。世界の工場であるはずの中国も、やがては世界最大の輸入国と呼ばれるようになるに違いありません。
過去の記事はこちらから
- 2009年4月 6日 「上値は追いたくないが、下がれば買いたい」
- 2009年3月30日 市場の関係者の関心は「上値期待」へと
- 2009年3月23日 押し目狙いの姿勢を維持していきたい
- 2009年3月16日 疑心と期待が入り混じる重要な1週間
- 2009年3月 9日 日本のチャンスも「これから」
- 2009年3月 2日 この「変化」が本物であると感じるならば
- 2009年2月23日 一進一退の動きとなりそう
- 2009年2月16日 日々の値動きに惑わされず
- 2009年2月 9日 SQが気になるものの
- 2009年2月 2日 気がかりは各国中央銀行による政策金利の動向
- 2009年1月26日 今週は総じて弱含みの展開が予想されますが
- 2009年1月19日 いよいよ新大統領就任式
- 2009年1月13日 今は「未来を買う」時期
- 2009年1月 5日 「今」ではなく「明日」をみつめた投資戦略で
- 2008年12月29日 新しい時代にマッチした思考で
- 2008年12月22日 歴史的な変動を見守る
- 2008年12月15日 ピンチをチャンスに活かせる企業
- 2008年12月 8日 企業が取り組む「円高対策」に注視していくことが重要
- 2008年12月 1日 有望銘柄はきっと潜んでいる
- 2008年11月25日 気になるニュース
- 2008年11月17日 「欲張らない投資」
- 2008年11月10日 こんな時は・・・
- 2008年11月 4日 「国策に売りなし」
- 2008年10月27日 こんなときだからこそ
- 2008年10月20日 「銘柄を買うな、時を買え」
- 2008年10月14日 成長性の高い中小企業を本命として狙いたい
- 2008年10月 6日 日本はもう少し見直されても良いはず
- 2008年9月29日 焦点は、相変わらず米国
- 2008年9月22日 米国も日本も「民主党」の時代
- 2008年9月16日 陰の極
- 2008年9月 8日 「リスクにつけるクスリ」
- 2008年9月 1日 神の見えざる手かもしれません
- 2008年8月25日 「値上げできる企業」を選びたい
- 2008年8月18日 こんな時こそ、将来の有望銘柄をじっくり見極める時期
- 2008年8月11日 GDPの発表に注目
- 2008年8月 4日 「夜明け前が一番暗い」
- 2008年7月28日 今年後半〜来春の株式市場はもしかしたら・・・
- 2008年7月22日 これからの一ヶ月が重要な期間
- 2008年7月14日 モバイル機器商戦の加熱に期待
- 2008年7月 7日 「行き過ぎ」を感じたときこそが売買のチャンス
- 2008年6月30日 7日続落の日本株に下値余地は限られている
- 2008年6月23日 指標や原油価格に一喜一憂の流れに
- 2008年6月16日 ディフェンシブ銘柄が主力となりそう
- 2008年6月 9日 荒っぽい相場を覚悟しておきましょう
- 2008年6月 2日 「インフレ」「食料」「低炭素化」は、息の長いテーマに
- 2008年5月26日 物価・消費関連がテーマの一週間となりそう
- 2008年5月19日 上昇相場も強気で構えたい
- 2008年5月12日 2012年、地球崩壊説
- 2008年5月 7日 インフレ時の必勝法
- 2008年4月28日 どちらかの期待が裏切られることは確実
- 2008年4月21日 「利食い千人力」の格言を・・・
- 2008年4月14日 資源関連銘柄に注目
- 2008年4月 7日 自分が思わず「働きたい!」と思える企業
- 2008年3月31日 中長期狙いの王道銘柄
- 2008年3月24日 日本株はクライマックスの最安値状態
- 2008年3月17日 何らかの意思表明が必要な時期が
- 2008年3月10日 気がかりは止まらないドル安
- 2008年3月 3日 週末のNY市場を300ドル以上も下落させた要因は
- 2008年2月25日 潮流の変化
- 2008年2月18日 ついに来たか!
- 2008年2月12日 業績好調!!だけど売られる銘柄をポートフォリオに
- 2008年2月 4日 株主の一票が世界を変える・・・そんな気持ちで投資に挑みたい
- 2008年1月28日 時間の分散
- 2008年1月21日 総悲観の今だからこそ
- 2008年1月15日 日本の勝機
- 2008年1月 7日 今年もどうぞ、よろしくお願いいたします
- 2007年12月25日 気がかりな為替の動向
- 2007年12月17日 年内最終受渡日は25日
- 2007年12月10日 押し目があれば、積極的に向かいたい
- 2007年12月 3日 もう一度、優れた企業を見定めてみては?
- 2007年11月26日 ボーナス商戦の走り出しは好調のように思えますが
- 2007年11月19日 気になる不動産投資関連への貸し渋り
- 2007年11月12日 中間決算から逆張りを検討してみたい
- 2007年11月 5日 実需の伴う商品強し・・・ですから
- 2007年10月29日 IT銘柄が賑わいはじめた
- 2007年10月22日 1万7千円割れは押し目買いのスタンスで
- 2007年10月15日 上昇相場とゆうちょマネー
- 2007年10月 9日 出遅れ感の強い銘柄に目を向けてみたい
- 2007年10月 1日 ど真ん中銘柄を狙っていきたい
- 2007年9月25日 「いよいよ、ゆうちょ、かんぽの巨額マネーが市場へ」
- 2007年9月18日 リスクマネーからの回避も二極化か?!
- 2007年9月10日 リスクマネーからの回避も二極化か?!
- 2007年9月 3日 息の長い資金がトヨタ自動車の株主として定着しはじめているようです
- 2007年8月27日 ピンチはチャンス!まさに、この言葉に尽きます。
- 2007年8月20日 説明のつけ様がありません
- 2007年8月13日 米国の調整にいつまでも付き合っていたのでは困ります
- 2007年8月 6日 上昇威力が高まるのは秋も終盤から
- 2007年7月30日 本格的な利上げを想定するならば
- 2007年7月23日 やっぱり、インフレか?!
- 2007年7月16日 物価上昇の気運、高まる
- 2007年7月 9日 日本式の座禅で精神を鍛えなおしますか
- 2007年7月 2日 今週は内需関連に注目してみましょう
- 2007年6月25日 重要なのは株主総会が集中する28日前後
- 2007年6月18日 社長の顔と言動を確認するひと手間
- 2007年6月11日 利上げをめぐる株価の流れはもう少し続きそう
山田章子 プロフィール
山田章子(やまだあきこ)生活経済ジャーナリスト・ファイナンシャル・プランナー
美味しいモノと綺麗なモノが大好きな、かに座・AB型。
趣味はゴルフ、着物、お料理そして投資!
■著書:素敵な株の見つけ方「ぱる出版」
■雑誌:オール投資「わたしが歩けばネタにあたる」「アキコの株友メール」連載中、その他エコノミスト「投資の達人」、マネージャパン、日経マネーなど
■新聞:中日新聞・東京新聞「家計最前線」を連載中
■セミナー:「わたし流投資スタイル探し」「素敵な株の見つけ方」
■ラジオ:マネーライフ21、山田章子のヘソクリニック等(2000年9月〜2004年10月)
ご注意
各記事の内容に関しましてはそれぞれの筆者の見方を記したものです。
投資に関する決定はご自身のご判断において行われるようお願いいたします。
必見!独立系アナリストの
1日2回お届けします
書籍から