経済ジャーナリスト「あきんこ」と、4人のKABU→JO(カブ→ジョ)のしなかやな投資術公開!「山田章子と4人のKABU→JO」

2007年09月03日:【山田章子の今週はここに注目】
息の長い資金がトヨタ自動車の株主として定着しはじめているようです

先週も、またサブプライム問題に引きずられ、国内でも激しい相場展開となりましたが、週末には、はじめてブッシュ大統領がサブプライム問題についての救済策を発表。これにより、一時は150ドル高へと上昇したNY株式市場ですが、ブッシュ発言が住宅ローン利用者救済と住宅ローン業者への基準強化に留め、この問題で被害を受けた住宅ローン業者や金融機関への配慮が見られなかったことに、金融界からは不満の声もあがっている様子。週末のNY市場は上昇幅を縮めて閉じています。日本市場も、この流れをまたまた引き継ぐことになるのでしょう。バーナンキ議長からも、利下げを示唆する声もあがりました。利下げはNY市場には歓迎されますが、これは円高要因ともとれます。日本市場は、動きづらくなりそうですね。今週は日本よりもNY市場が少し不安定な動きをしそうです。

それにしても、8月はホントに下へ上へと忙しい相場でした。これだけ指数に動きがみられると、個別銘柄よりは「指数で勝負」と、先物市場へ流れる投資家も最近は増えていると言います。週末も日経平均株価は400円を越える上昇ですから、日経先物などを上手に活用すれば、個別銘柄よりもずっと効率が良いかもしれませんね。
すると、先週のミサキさんのコメントにもあったとおり、大阪証券取引所(8697)にもチャンスはありそうです。大証が今月から新たに導入した金連動ETFも資源価格の高騰から、注目が集まりそうですし…。

とはいえ、個別銘柄の値動きあってこその指数。個別企業もがんばっています!
日本を代表するトヨタ自動車(7203)は、ダイハツや日野自動車を合わせたグループの09年世界販売台数目標値を1040万台にする計画を発表しました。今期中にもGM(米)の販売台数を抜き、世界トップシェア自動車メーカーとなるとの見通しで、史上初の1000万台超にも現実味が出てきました。
同社が、この夏、新たに発売を開始したハイブリッド最高級車レクサス600hも、国内外で知的富裕層から厚い支持を受けている模様。起業家が多く集まることで知られている港区内の某高級マンションの駐車場でも、600hをみかける機会が増えてきたという声を耳にしました。
また、資源価格の高騰や環境への取り組みが今後はますます重要視される時代になることが想定される今、世界的にもSRI(社会的責任投資)への関心は高まっています。これも同社には追い風。
国内の投資信託市場でもSRI基準を設けたタイプに注目が集まっていますが、こうした投資信託の目論見書を並べても、必ずというくらい組み入れ銘柄のトップに名を連ねているのがトヨタ自動車です。こうしたファンドは、成長性を重視するファンドに比べ、比較的長期で保有する投資家が多いのが特徴。また、企業が導入を進めている確定拠出年金などへの採用も増えているため、年金資金など息の長い資金が同社の株主として定着しはじめているようです。

世界最大手の企業規模と成長性を兼ね備えた同社の株価7000円割れは、中長期的に見ても絶好の押し目と言えそうです。


山田章子 プロフィール

山田章子(やまだあきこ)
生活経済ジャーナリスト・ファイナンシャル・プランナー

美味しいモノと綺麗なモノが大好きな、かに座・AB型。
趣味はゴルフ、着物、お料理そして投資!

■著書:素敵な株の見つけ方「ぱる出版」
■雑誌:オール投資「わたしが歩けばネタにあたる」「アキコの株友メール」連載中、その他エコノミスト「投資の達人」、マネージャパン、日経マネーなど
■新聞:中日新聞・東京新聞「家計最前線」を連載中
■セミナー:「わたし流投資スタイル探し」「素敵な株の見つけ方」
■ラジオ:マネーライフ21、山田章子のヘソクリニック等(2000年9月〜2004年10月)

投稿日 : 2007年9月03日 | 山田章子の今週はここに注目
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