
<来週展望>静かに年を越える可能性が高い
12月最終週
通常なら「掉尾の一振」という言葉が囁かれる時期。
マーケットの無気力・無感動の影響で今年はほとんどお目にかからない。
自虐的になるほど、東京市場は味気なく期待感のないものではなかろう。
「前例なき時代に立つ」の見出しで始まった今年。
確かに前例のない天災や人災に見舞われた。
しかし所詮人間の営み。
人知で解決できないことは無いと読みたいところ。
ところで・・・。
マーケット的な今年の10大ニュース。
1位東日本大震災、2位福島原発事故、3位証券不況、4位欧州ソブリン危機
5位オリンパ問題、6位異常気象、7位取引所制度変更、8位格下げ、
9位大阪維新の会、ジョブズ氏死去、スマートフォン、チャイナリスク、デモ
まあそんなところだろうか。
来年の10大ニュースが解れば苦労はないのだが・・・。
大和のレポート「辰年相場を振り返る」は過去3回の辰年相場の回顧。
年間騰落率は29%台と十二支中トップなのは有名。
また十干でもトップで年回りは悪くない。
1976年の日経平均上昇率はプラス14.9%。
経済白書は「新たな発展への基礎固め」。
1988年の日経平均上昇率はプラス39.9%。
経済白書は「内需型成長と国際社会への貢献」。
2000年の日経平均上昇率はマイナス27.2%。
経済白書は「新しい世の中が始まる」。
確かに、新たな株価下落が始まったのがこのときではあった。
「前例なき」であれば辰年の株高アノマリーにすがるよりは日本企業の自助努力にす
がりたいところ。
そして求められるのは市場の自助努力と提言だろうか。
スケジュールを見てみると・・・。
23日(金)東京市場休場(天皇誕生日)、米11月耐久財受注
米11月新築住宅販売
26日(月)米・独市場休場、日中首脳会談
27日(火)米10月S&Pケース・シラー住宅価格指数
米12月CB消費者信頼感指数
28日(水)11月有効求人倍率、失業率、家計調査、全国消費者物価
11月鉱工業生産
29日(木)米12月シカゴPMI、イタリア国債入札
30日(金)大納会、ブラジル・韓国市場休場
年末状態で特に刺激的なイベントや経済指標は見当たらない。
欧州財政問題も一時休戦で静かに年を越える可能性が高い。
◇来週の見通し
下限8227円(3月15日ザラバ安値)〜上限8967円(75日線の4%プラス
乖離水準)

日興證券での機関投資家の運用トレーダー、インターネット証券の営業企画兼情報担、「株式新聞Weekly編集長」を経て、2008年7月からストックウェザー「兜町カタリスト」編集長。



